パーティション管理ソフトMiniTool Partition Wizard無料版

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以前にも紹介したことのあるパーティション管理ソフト。今回はMiniTool Partition Wizard無料版の紹介。

こちらのソフトはパーティション管理はもちろん、OSの移行やデータ復元、パーティション復元、データのバックアップ、ディスクのベンチマーク計測など多機能なユーティリティを備えている。

無料版のインストール

MiniTool Partition Wizard無料版のページからダウンロードボタンをクリックしダウンロードする。

ダウンロードしたpw11-free.exeというファイルをダブルクリックし実行する。

セットアップに使用する言語は日本語を選択し「OK」をクリック。

製品&コンポーネントは特に何もせず「次へ」をクリック。

インストール先の指定も問題なければそのまま「次へ」をクリック。

プライバシーポリシーとエンドユーザー使用許諾契約書を読み、問題なければ「次へ」をクリック。

インストールが完了する。

MiniTool Partition Wizardの使用感

MiniTool Partition Wizardを起動すると、まずタイル状のGUIが分かり易くて良い。Windows8でイマイチ受け付けなかったソレとは違い、ポップなデザインやアニメーションに親しみがわく。

まずやってみたのはサーフェステスト。これはディスク内の不良セクタの検出しエラーチェックとして用いられる。不良セクタが検出されるとパーティション操作は失敗しやすいということなので初めにやっておきたい。

パーティション管理をクリックし左メニューからサーフェステストを選択することで実行できる。

そもそもサーフェステストはディスク容量が大きいほど時間消耗しがちだが、

筆者の1TBのディスクをテストし終える場合は2時間ほどかかって、ディスク状況は良好(検出したエラー:0)ということを示した。

つづいてパーティション分割。問題発生時にデータ消失のリスクを分散させるといったメリットがあるので試してみようと思った。

筆者の環境では1TBのCドライブに全てが詰まっているので、これを分割し新たなドライブを作成。分割したいパーティションを選択し左メニューの「パーティションの分割」をクリック。

新しいパーティションの位置とサイズを設定するウィンドウが出てくるので、とりあえず筆者の場合は自動で決められた位置とサイズで決定し「OK」をクリック。

プレビューとしてFドライブが作成されたのが確認できる。

ここで左上の「適用」ボタンを押し「変更を適用しますか?」に対し「はい」をクリックすると実際にパーティション分割が始まるのだが…

問題が発生。「ドライブC:が使用中のため、操作”パーティションのサイズ変更”は完了できませんでした。」との文字が。。

自動的に完了する、とのことなので、A.)の「今すぐ再起動」をクリックし、PCを再起動したところ、BIOSの画面の後、数秒間だけウィザード画面が出現しすぐにWindowsが立ち上がる。少し嫌な予感はしたが、やはりFドライブは作成されていなかった。。

その後何度かB.)の「再試行」をしてみたり同じことを繰り返すもパーティション分割は出来なかった。この日は諦めてPCをシャットダウン。

翌日になりPCを起動させたところ、なんとパーティションウィザードが立ち上がり分割が始まったのだ。

待つこと80分。ようやくパーティション分割が終わりWindowsが起動したのはいいのだが…。今度はWindows側でエラーが多発し、「ディスクの修復が必要」とお叱りを受けてしまう。

データ消失の不安や緊張の中、なんとか無事に復旧することが出来た。エラー多発については筆者が闇雲に操作を繰り返したのが良くなかったのか不明なるも、とりあえず安堵のため息をつく。

そして見事Fドライブが完成。結果オーライである。

この後パーティションの結合も行ってみたが、こちらは特に問題もなく進行しCとFドライブのパーティション結合が完了した。

次にディスクベンチマーク。ディスクベンチマークとは様々なディスクアクセス状況の転送速度を測定した結果をMbps単位などで表すものである。筆者の環境はSSDではなくHDDなので、SSDの標準速度500Mbpsより大幅に遅れる結果となった。

この他パーティションの復元、OSの移行など色々とあるが、他社製品でも制限が多い中無料版でここまで出来るのは素晴らしいと思う。本来パーティションの操作とは慎重を期するもので、明確な目的がなければ頻回に使用するようなソフトではないのかもしれないが、視覚的にも分かりやすく操作も簡単なため気軽に使用してしまいそうになる。筆者のように闇雲に操作したりしなければ問題もないのであろうが(笑)

また、この記事を見てやってみようという方は細心の注意を払っていただくほか、自己責任において使用していただきたい。

まとめ

パーティション管理など滅多にするものではない。しかしだからこそ、製品選びも慎重に行いたい。そんな期待に応えてくれるのがMiniTool Partition Wizardだと思う。

今回は無料版の紹介であったが、十分すぎる機能を備えており筆者としては満足のいく結果が得られ、重宝するソフトであるといえる内容だった。

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