ソシャゲ依存について

ソシャゲ
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皆さんは自身が何故ソシャゲをやっているか疑問を持ったことはないだろうか。

楽しいから?暇つぶし?惰性?誰かに勝ちたい、ドヤりたい?

今回は筆者もやっているソーシャルゲームの闇と、その危険性を少し話したいと思う。

ソシャゲの闇

ソシャゲ依存などという言葉が囁かれている昨今、それが一体どういうものでどれほど危険なものなのかを話したい。

似たようなものにギャンブル依存症というのがあるが、これは心理学で部分強化といって、「ある行動に対してたまに報酬を与えることで、その報酬を得るまで同じ行動を取り続ける」という人間の心理をついた手法や射幸心を煽られることなどが原因で発症すると言われている。

実はソシャゲのガチャシステムもまったく同じ手法が採用されている。魅力的なアイテムの提供割合などをチラつかせて課金させガチャでたまに当たりを引かせることで、ユーザーの脳内ではドーパミンという快楽を伝達する物質が放出され、やがて課金することは快楽を得られることだと錯覚し始める。

加えて「期間限定」や「最高レア、最強キャラ」などと謳い射幸心を煽り、ランキングなどを設置することで承認欲求を刺激され課金を促される。気が付けばソシャゲにどっぷりハマってしまって課金しまくっていた、なんてことはないだろうか。

貴重な時間とお金を失っているにもかかわらずやめられない…。これがいわゆるソシャゲ依存である。

余った時間や余ったお金でやる分には問題もないと思うが、もっとも、何が出るか分からないものに対しお金を払い続けること自体が普通ではないし、サービスとして成立していることも異常だという認識を持つべきだと筆者は思う。運営にしてみればユーザーの事情など知ったことではないしユーザーは勝手にお金を落としているに過ぎないのだ。

意志強固に無課金を貫ける人はまだいいかもしれないが、自己顕示欲や承認欲求を満たすために課金をし続けてしまう、惰性で課金をやめられない、あるいはサンクコストバイアスのようにお金をかけてしまったからやめられない、という人などは要注意だ。

なかには生活費に手を出してしまったり、仕事を辞め借金を抱えてまで課金をしてしまったりするケースもある。今や、そんな問題を抱えたユーザーの多いソーシャルゲームが蔓延っているのだ。

スマホ自体の危険性

そもそもスマートフォンに依存するユーザは多く、SNSの通知やゲームの通知を見ると開かずにはいられない人も多いという。

社会からの評価が気になり、分刻みでいいねの付いた数やコメントを確かめては脳内のドーパミンを放出させ中毒状態になっている人も多いのだとか。TwitterやFacebookなどの企業もそれを分かっていて、利益を上げるためむしろ戦略的に設計しているというから恐ろしい。

ソシャゲの場合、チームやギルドからの通知、スタミナ回復の通知、マルチプレイの誘い、これらもやはり中毒性のある要素に当てはまるのではないだろうか。

チーム制度があれば、そこで出来た人間関係を壊すまいとログインを繰り返したり、マルチプレイはそこでしか入手できないアイテムがあったり、スタミナ制度は現実の時間と連動し上限を設けることで消化を促される。つまり、勿体ないからとゲームにログインして消化し続けることで生活サイクルの一部となり、果てはソシャゲ中心の生活になることもあり得る。

我々は知らず知らずのうちにスマートフォンに依存し拘束されていることに気付くべきだ。

依存にならないために

これに当てはまる人は上記のような認識を持つだけでも少しは改善されるとは思うが、一番はスマートフォンを操作する時間に制限を設けること。特に中毒性の高いアプリを出来ればアンインストールするか、操作する時間を減らす。

SNSやゲーム内での人間関係があるケースなら忙しいことを理由に断っても良い。それで壊れてしまう関係ならそれまでのこと。大した関係でもなかったということだ。本当に相手を思いやる人ならば、何事も自分に置き換えて理解しようと試みるはずだ。本当に親密な関係を築いたということであれば大切にしていかなければとも思うが、素性の分からない相手と薄っぺらい関係を維持して何になるのか。

ソシャゲに関しても、ユーザーが費やした時間やお金で育てたキャラクターはサービス終了とともにデータの海へ消えてゆく。ユーザーにはデータの所有権すらないのだ。今を楽しむことに時間やお金をかけることを否定する訳ではないが、仕事を辞めたり借金をこさえてまでそのゲームに傾倒する価値があるかどうかは疑問を抱くべきだ。

価値が無いとすれば、そんなことにあなたの大切な時間やお金を浪費してはならない。

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